このブログの読者のほとんどは何かしらのスポーツが好きで、なおかつそうした競技の経験者だったりするので、今回のタイトルにドキッとした人は多いかもしれない。
そうした中で今回はスポーツに必要な動作の基本について述べていきたい。
まぁ、述べるも何も今回のタイトル自体がいきなり結論なわけだが「以上っ!」ではブログとして成立しないので、もちろん補足説明をしていきたい。
このブログのヘビーな読者なら分かると思うが、筆者はボクサーを志し、また挫折した人間でもある。
今はたまに後楽園ホールでプロボクシング興行を楽しむだけで良くなったが、前座の中堅クラスの試合で、キャリアが7勝6KO5敗1分みたいな拳士がいたとする。
勝ち星のほとんどがノックアウトで決着をつけた豪腕拳士。しかし、対戦相手も勝算があってこの試合を組んだはずだ。
試合をすると前座の4回戦(三軍クラス)の殴り合いで勝ち残った豪腕拳士も、中堅になるとそれでは勝てなくなる。
逆に勝ちがほとんど判定決着の非力な拳士の方が、要所要所でタイミングよくポコポコと軽打をヒットさせる。
最終的にダウンさせるほどではないが、非力な拳士がパンチをしつこい連打でまとめ打ちして、レフェリーが救出する形でTKO勝ちになった。
ではなぜ、丸太みたいな腕の豪腕拳士の攻撃が機能しなかったのか?
それが今回のタイトルにある「脇を絞れ」である。
ボクシングに限らず、ほとんどの競技の基本として共通する注意点が、この「アゴを引け。脇を絞れ。肩を開くな」なのだ。〈②に続く〉