①では出版社のスポーツサイトから知った日本出身選手のフットサル・Fリーグ得点王というニュース。その生粋の和製ストライカーが筆者の地元である錦糸町の体育館にやってくるという話だった。
②ではそのストライカー・渡邉知晃が所属する府中アスレティックFCについて述べたい。
Fリーグの府中アスレティックFCは雑誌N umber843 2013年12月26日号によると、もともと前職は上場企業の代表取締役である中村恭平という人物が立ち上げたフットサルクラブである。
大学卒業後にサッカーに携わりたい中村氏はプロサッカー界に最初は門前払いされるも、広告代理店への就職をアドバイスされて、そこで紆余曲折のあとに2006年に仲間と作った通販コンサルティング会社が大当たりして150億円(!)の売上で東証マザーズに上場。
ビジネスの世界で結果を出して実績を作った中村氏だが、それ以前の2000年から東京都府中市に現在のフットサルチームを設立していて、フットサル日本代表監督の仕事もしていた。
フットサルかビジネスかの二者択一で中村氏が選んだのは前者だった。彼は収入よりもフットボールという世界での成功という初志貫徹を選んだ。
そうした府中アスレティックFCというフットサルクラブは2017- 18シーズン現在プレーオフ圏内の4位と躍進するクラブにまで成長した。
ただそうした府中にあるプロのフットサルクラブ。地域密着という意味での定着度がどうかといえばいまひとつなのも事実。
筆者の職場で府中市在住の20代後半の男性社員がいるのだが、このチームについての存在を以前聞いたことがあるのだが「全く聞いたことがない」「独眼鉄さんに言われて初めて存在を知った」とけんもほろろだったのを覚えている(この人自身が休日はゲーマーで全くスポーツに興味がないというのもあるが)。
その人は地元の仲間と旅行に行ったり、結婚式などの参加して、彼個人と府中市に住む彼の仲間との密接な繋がりがあるのは、職場での普段の会話からよく理解できる。
そうした府中LOVEな地元の若い男性に全く認知されていない府中アスレティックFCというプロスポーツチームというのが、試合での実績とは別に普及活動でのこれからの課題ということになる。
③では試合にフォーカスしていきたい。
