①では今回の群馬遠征を決めたプロセスについてツラツラと述べてきた訳であるが、②では球場の雰囲気など、あまり独立リーグが身近になかった環境の首都圏在住の筆者が初めて感じたBCリーグについて述べていきたい。





そもそも群馬ダイヤモンドペガサスというのはルートイン・BCリーグの強豪球団だ。筆者は2017年9月9日・土曜日の試合を観戦し同日に執筆したが、昨年の独立リーグ日本一を決めるチャンピオンシップを制覇した、日本の独立リーグのなかでは選手もフロントもかなり成熟した球団というのがこの群馬だ。

もともと独立リーグというのは監督・コーチもNPBの選手経験のある人間が普通で、群馬の監督も中日や西武で活躍した外野手の平野謙。コーチの高橋雅裕も大洋やロッテでのプレー経験がある。

そうした元プロ野球選手の指導者としての受け皿になっているのがBCリーグや四国アイランドリーグのような日本の独立リーグ。

またこの日のダイヤモンドペガサスの試合が行われた伊勢崎市出身の有名な漫画家が「タッチ」のあだち充さんということもあり、球団関係者の車や選手のバスに同球団のユニフォーム姿の上杉達也やチアガールの南ちゃんのイラストもあり、この球団はそうした意味でのアドバンテージもあった。

また今回のテーマにも後述するが、カツカツの経営を強いられる独立リーグの運営の中でも、群馬は4人のベネズエラ人選手(投手3人・野手1人)と韓国人野手1人が在籍している。

これは様々なプロスポーツを観戦した筆者の持論だが、リーグやチームの運営が優れている組織ほど外国人選手の人数が多い。

以前見たバレーのVリーグやフットサルのFリーグというのは、外国人選手というのは1人いればいい方で、国内最高峰リーグでも全員日本人というチームも珍しくない。

しかし群馬ダイヤモンドペガサスというチームには、おそらくアメリカではAA(三軍)クラスであろうが外国人選手が複数在籍している。これだけでもこの球団のフロントには組織力があると筆者は感じる。

今回は群馬ダイヤモンドペガサスの球場外について述べたが③以降ではいよいよ試合についてフォーカスしたい。

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