先日このブログで、Jリーグ参入を目標として、板橋区や北区などをホームタウンとするサッカークラブ・スペリオ城北というチームを紹介した訳である。ご存知ない方には分からないかもしれないが、東京都リーグというのは本当に過酷なリーグである。

東京都2部リーグとすれば、第1から第3ブロックまで分けて、それぞれのチームがホーム&アウエーではなく、イッパツ勝負の13試合(1ブロックにつき14チーム)で全てが決まる。

J参入を標榜とするクラブには元Jリーガーもチームに在籍していることはザラにあり、都リーグ所属の東証一部上場クラスの社会人サッカー部も舐めてはいけない。こうしたチームの選手は早稲田や慶応といった名門大学サッカー部出身のプレーヤーもゴロゴロいて、単純な選手としてのスペックや、選手としての待遇も下手なプロ選手より上だったりする。

長い前置きになったが、そうしたはた目からは分からない東京都リーグ2部の過酷さ。

そんな中で都2部・第3ブロックの暫定首位のアローレ八王子に対し、前節は劇的なゴールで勝利してチーム内の雰囲気がいいスペリオ城北。

このアローレ八王子とスペリオ城北という構図は、都リーグマニアには知られた話らしいが、実は因縁の対決なのである。

2014年のスペリオのホーム・赤羽での対戦では2-3で城北。翌2015年での対戦では敗色濃厚のスペリオ城北が後半AT弾で劇的なドロー。

この時の引き分け勝ち点1が結果的にその年のスペリオ城北の東京都1部リーグ昇格の決め手となり、2016年はカテゴリーが変わって対戦せず。

しかし、その年スペリオは都1の厚い壁に弾き飛ばされ、1年で都2にエレベーターとなる。

そんな2017年9月3日の赤羽スポーツの森公園球技場。再びJリーグ入りを目指して巻き返しを図るスペリオ城北は、因縁の相手であるアローレ八王子を地元で迎え撃った。

この続きは②で紹介する。

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