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①では三国志漫画「蒼天航路」と野村克也監督の言葉から、三位一体の話をしたが、②ではプロスポーツビジネスの地域密着の現場にも「天・地・人」のような三位一体の必要性というモノがある、という話をしたい。


1990年代の頃に、日本でもJリーグを中心とした地域密着のプロスポーツの重要性というのが言われてきた。

そうしたプロスポーツビジネスにおける三位一体というのも、球団内における親会社・編成・指導者の三者の関係性ではないが、また別の角度からの三位一体が必要になってくる。それが今回のテーマにある「天・地・人」である。

まず地元の大企業や自治体・親会社といった存在がスポーツビジネスにおける天の恵みになる金を供給する。すなわちこれが「天」である。

次に必要なのが、地元の主要駅から近いアクセスの良い立地から観戦しやすい形状の地の利が備わった専用スタジアム。これが「地」である。

佐賀県鳥栖市のベアスタや福岡県北九州市のミクスタなどJ1からJ3でも駅チカの専スタは収益率が高い傾向がある。

最後に編成(サッカーなら強化部)やGM(ゼネラルマネージャー)といったフロントやファン(サッカーならサポーター)といったソフトの部分での成熟。文字通り「人」である。

フロントに関してはお金があってもその競技に精通するのに10年は掛かると言われ、ファンの存在も地元に浸透するのに時間は掛かる。

こうして今回はプロスポーツビジネスにおける「天・地・人」という三位一体の関係性を述べた。

こうした3つの関係性の成熟を口で言うのはたやすいが実際には時間も掛かるし、辛抱もしないといけない。

しかしこの3つが時間を掛けて成熟しないと、本当の意味でのプロスポーツ文化が地元には育たないのだ。