筆者もこうしたスポーツビジネスのブログを書いて久しいし、様々なスポーツの情報を仕入れるようにもなった。
そうした中で、今の職場でプロ野球ファンも多いというのもあり、野球場へ足を運ぶ機会も増えた。
以前このブログでも書いたが2017年の春先にハマスタでプロ野球観戦をした。
その時にDeNAベイスターズの先発投手だったのが、ウィーランドというアメリカ人投手。
メジャー通算でわずかに1勝というAAAクラスの投手であったが、その年の開幕から2試合で防御率が1.66という高いレベルを維持しながらも、ベイスターズの打線の援護がないというどうしようもない伝統からか、勝ち星に見放されていた。
筆者が生観戦した中日戦でも集中力を切らさない好投でピンチの連続ながら、8回1失点という活躍でマウンドを後続に託した。
その裏、打線が奮起し勝ち越し点を取り、1点リードで抑え投手がこれまたその年来日したアメリカ人パットン。
テンポ良く9回表2アウト2ストライクまで取って、最後の打者を仕留めようとした刹那。
バッターの一振りが白球をライトスタンドまで、美しい放物線を描きながら届き、同時に地元ハマスタのファンの落胆も起こす同点アーチにもなった。
江夏豊の言葉に「打者は一振りで天国へ行く。投手は一球で地獄に行く」とあったが、この場合で地獄送りだったのはマウンド上のパットンではなく、前述のウィーランドだった。
この時感じたのがピッチングの難しさというより、今回のタイトルにある「外国人選手の難しさ」であった。
では、何が外国人選手の難しさだったのか。それは②で述べたい。