このブログを執筆しているのは2017年8月26日な訳だが、この年はプロ野球を首都圏の5球団で観戦するという目標をシーズン前に立てて、それを実行した。

もちろんそれを実行したからと言ってそれが凄いとも偉いとも思わないし、むしろ首都圏のプロ野球ファンなら誰でもやっていることでもある。

ただ、このブログのヘビーな読者なら分かるだろうが、筆者のブログはスポーツビジネスのそれであるし、そうしたブログを主宰している身でありながら、12球団は無理でも首都圏で行ったことのない球場があるというのも、奥歯に何かが挟まったような違和感を感じていて、このシーズンのプロ野球に対しての目標にした訳だ。

もっとも今の時代、プロ野球はスマホのアプリで一球ごとに途中経過が逐一UPされるご時世。今更終わった試合レポートをしても何なので、観戦しながらも観戦記にしなかった試合もある。

ただ今回そうした首都圏のプロ野球観戦を心に決めた中で、自分が一番意外に感じたのが、そうした5つの球場で一番最後に行った球場がZOZOタウン(マリンスタジアム)だったということである。

筆者自身というのは15歳頃から39歳の現在まで首都圏に生活の拠点を移してから、ZOZOのある千葉市民だった期間は延べ7年近くある(残りは全て東京23区内)。本来スポーツ好きで一番近くにある地元の球場をいの一番で観戦しているはずである。

しかし最終的にはその地元の球場というのが、首都圏では一番最後になるという結末になった。

翻ってこれは皮肉などではなく、ある種必然のようにも感じた。その理由が今回のタイトルにある「プロスポーツは沿線文化」である。〈②に続く〉