将来のJリーグ入りを目指して都の2部リーグ(8部に相当)で闘っている南葛SC。
今回はリーグ上位にいる東大ユナイテッドが相手とあって、今まで以上に手強い相手である。
しかし、それでも2-0で折り返した南葛SC。後半に追加点が取れるか?見ものである後半が始まった。
東大Uは選手交替をして、9番の190cmくらいある長身FWを投入してきた。
ドン引きサッカーのチームが中盤省略の縦ポンサッカーで、長身FWをターゲットにすると、相手(南葛SC)としてはやりづらいことこの上ない。この交替が吉と出るか凶と出るか?
そうしたなかでの後半開始のキックオフ。南葛SCは丁寧にパスを繋いで、東大Uのゴールマウスに牙をむく。
相手も上位のチームとはいえ、選手の個々のスペックなら南葛SCの方が上。ボールを持ってターンをしたり、相手を左右に揺さぶるサイドチェンジを多用して、相手に無駄走りをさせることによって、南葛SCは相手の体力の浪費を狙う。
すると後半に入り、体力の落ちた東大UのDFに競り勝った疋田大和がこの日2点目のゴールを奪う。
この時点でセーフティーリードになった南葛SC。ここからはそれまで以上に積極的に仕掛ける。
サイドチェンジを多用され体力を消耗し、足の止まってきた東大Uに南葛は容赦なくゴールマウスを狙う。
その後も52分に砂岡優樹、73分に瀧口大輔が試合を決定づける追加点で勝負あった。
東大Uの方も10番のゲームメーカーから9番の長身FWへのロングパスを供給するも、南葛SCの2番のブラジル人DF・ディビッソンの屈強はフィジカルに弾き返されてしまう。
190cmの長身FWとブラジルの名門クラブ・ボタフォゴにいたCBとの空中戦が、入場無料の都2部で見られるのも贅沢なモノだ。
結局この試合は終わって見れば5-0の圧勝で南葛SCが無傷の8連勝を飾った。
しかし、ヒーローインタビューで南葛SCの選手も言っていたが、夏の厳しい暑さの中で、残り5試合の上位対決で自分たちの真価が問われることになる。
南葛SCのJリーグ入りへの修羅の道は始まったばかりだ。
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