そうしたこうした中で、7月の夜にしては比較的涼しい葛飾のグラウンドで主審が決戦の火蓋(ひぶた)を切る笛を吹いた。

この試合に限った話ではないが、南葛SCの場合、相手は自分たちが戦力としては劣っているのは自覚しているので、どうしてもドン引きサッカーに終始してしまう。これは仕方ないことである。

そうしたなかでは南葛SCは、やはり前半の早い時間帯から積極的に仕掛けていく必要がある。

攻める南葛SCvs守る東大Uというわかりやすい構図になるが、本来筆者がこのブログで述べ続けてきた持論とは外れてしまうが、こうしたドン引きサッカーにはセットプレーで確実に決められるキッカーや守備ブロックを引いてスペースを潰してきても、個人技でかわして数的優位を作るプレーも必要になってくる(相手との戦力が拮抗してくると走力と組織力がモノを言ってくるが)。

そうしたなかで、試合開始から遮二無二攻める南葛SC。それを迎撃してハーフカウンターの東大U。

試合の入り方としてはやや膠着していた南葛SC。

しかし前半10分に左サイドへ展開してからマイナスのパスがPA外まで出て、4番近藤大介へ。近藤はダイレクトでボレーシュートを決めるとボールはゴールマウスに吸い込まれる。

まずは欲しかった先制点を南葛SCが奪う。

そして南葛は追加点を狙うも東大Uの組織的な守備で中々ゴールを奪えない。

しかし前半に疋田が相手DFからボールを奪い鋭いカウンターから、相手を崩して2点目を奪う。

この2点目を前半のうちに奪えたのは大きかった。結局、40分ハーフの前半は2-0の南葛SCリードで折り返した。この後はハーフタイムショーの後に後半戦である。〈④に続く〉

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