そうした説明の中で、東京ドームの隣にある本来ならレクレーション用の施設である公式サイズのサッカーグラウンド(人工芝)の小石川運動場。
入り口を通り、グラウンドに入ったら筆者の目の前でVONDSの選手がアップをしていた。
選手と観客の距離が近いにも程がある!と思うくらい近い。
そうした中で両チームのスタメン選手が我々観客の前で身体を温める。
このスタジアムには客席がないので、見学者はタッチラインの隣に張ってあるヒモの内側で座って観戦することになる。
下は人工芝で土ではないので直接座っても汚れない(選手の人工芝だと怪我しやすいから大変だろうが)。
そうした中で刻々と闘いの火蓋が切られる時刻が迫ってくる。
そして6時にキックオフ。関東1部リーグの首位攻防戦が小石川の地で切って落とされた。
まず仕掛けていったのはアウェーのVONDS市原の方、前線を3トップ気味に開いて、左ウイングのレナチーニョを起点にして、個々の能力で東京Uのゴールマウスを切り裂こうとする。
一方で東京Uはリーグ最小失点を維持しているが、それは経験値の高い古強者・岩政大樹の絶妙なラインコントロールで、獰猛なVONDSのアタッカー陣を守備ラインの網で絡め取ろうとする。
両者の持ち味が徐々に発揮されたところで、続きは③で紹介する。



