暑さが厳しい7月の3連休。本来なら別のスポーツイベントに行くはずだったが、諸般の都合でそこには行けず、代替案として急遽観戦を決めたのが、毎年7月に東京ドームで行われる都市対抗野球だった。
正直、都市対抗野球に関しては昨年(2016年)にも観戦していたので、今年は行かなくてもいいかな?とも考えだが、今の仕事と体調、休日との兼ね合いを考慮して水道橋に向かった。
昨年は平日夜ということもあり、ガラガラでチケット代もバルコニーで700円程度であったが、この日は7月の3連休の初日ということもあり、黒山の人だかりでかなり引いた。チケットも1700円もした。
しかし、大きな行列を形成していたこれらの観客のほとんどは、出場する企業の関係者で、筆者が座ったバルコニー席は比較的空いていた。
そうした中で午後2時に主審がプレイボールを宣言する。
筆者が座った一塁側には三重県鈴鹿市代表のHonda鈴鹿で、向こうの三塁側には山形市代表のきらやか銀行であった。
個人的なことであるが、筆者は幼稚園と小学1年生まで山形で過ごし、その後2年生から5年生まで三重県にいたから、読者からどーでもいいよ、と突っ込まれそうだが、山形vs三重の対決は「実家ダービー」でかなり燃えた。
あとバルコニー席で都市対抗野球を見ていると、この大会独特な魅力を感じる。
巨人戦では存在しない応援団用のデカいお立ち台。そこでチアリーダーと応援団が我が社の勝利のために力の限りの応援をする。
選手もそうだが、こういうチアや応援団員も仕事で疲れた身体を鞭打って、晴れの大会のために練習する。頭が下がる想いだ。
プロバスケのBリーグのチアも普段の仕事はOLで、仕事の後に全体練習をしているというが、都市対抗のチアや応援団員も状況として同じだ。
そんなチームを鼓舞しながら支える裏方に最大限の敬意を払いつつ②では試合内容に対して触れていきたい。



