今回も相変わらず訳の分からないタイトルに思われるかもしれないがご静聴願いたい。
筆者もこうしたスポーツビジネスのブログを執筆するようになって4年以上も経過し、スポーツを現金化するために色々と試行錯誤をしつつも発見できたことも多数ある。
そうした中で当然スポーツビジネスに関する書籍も身銭を切って多数読んでいるし、実際に様々な競技の試合会場にも行く。
そうした中で世間の風向きにも変化が出てきた。2020年には東京五輪も開催されることもあって、2017年6月11日現在筆者が執筆していても、テレビやラジオや一般紙・経済誌など今までならスポーツビジネスというジャンルを取り合わなかった媒体でもかなり取り上げられるようになった。
しかし、スポーツビジネスという今までだったら一部の特殊な業態だった世界が一般の人にも注目されること自体は良いことでもある反面、こうしたビジネスモデルに対しての扱われ方に筆者は違和感を持っていることも否定できない。では、それは何か?という話である。
それはある意味スポーツビジネスという狭いジャンルでのミクロ経済だけでなく、日本全体のマクロ経済という枠組みでも同じなのだが、今の日本のスポーツビジネスに必要なのは冒頭のタイトルに「毛細血管」に血液を循環させる作用が、この世界の経済活動にも必要なのでは?という話である。
今までメディアで扱われているスポーツビジネスの業態やビジネス誌のスポーツビジネスの書籍というのは、大半は血液の循環で言えば「心臓」や「大動脈」と言ったスポーツビジネスのメインストリームの流れに、どうやって血液(顧客)を引きつけるか?というテーマがほとんどだった。
しかし、東京五輪以降も日本社会や日本のスポーツビジネスは続くわけだが、そうした時にスポーツを五輪という一過性の「ブーム」からスポーツ観戦や競技そのものを「文化」に昇華させるには、大都市圏のメガイベントよりも、身体で言う「毛細血管」すなわち、小規模エリアでのドメスティックなイベントの活性化に生命線があるのだ。〈②に続く〉