そうして今回の南葛SC観戦記もようやく試合内容に移る訳だが(遅っ!)、南葛SCの布陣は4-5-1。4バックにして都リーグなら絶対的なDFになるブラジル人CBのディビッソンを守備の核としつつ、チーム全体としては攻撃的にして、中盤にチーム得点王の疋田とブラジル人のレオジーニョを置いて厚みを持たせ、1トップに前線のターゲットとなる23番の長身の冨岡大吾を置いた。




相手のFC STEAMはフラットな4-4-2で守備的な布陣から鋭いカウンターを狙う布陣だった。

そうしてキックオフ。出だし1ヶ月ぶりとなる南葛SCの立ち上がりは硬かった。FC STEAMのフラットな4バックでしっかり守ってカウンターという戦術のために、前線のターゲットマンとなるべき冨岡が自由に動けず、前線の流動性に欠いた。

しかし、前半14分にDFラインの背後を取った新加入選手の14番清水修平が先制ゴールを決めると、そこから南葛SCは相手の裏を取る動きが活性化し出して、一気にゴールに襲いかかった。

40分ハーフの都2部リーグで、前半の4点は全部前線のターゲットからの裏を取る動きからの得点だった。


後半に入っても南葛は攻撃の手を緩めない。44分に左足のコーナーからレオジーニョが都2では反則級のフィジカルでヘディングのゴールを叩き込むっ!

その後は圧巻のゴールラッシュ。前半の4得点に対して、後半は7点の乱れ打ち。野球だったら5回コールドの点差である。

チームとしても新加入のブラジル人が2人とも移籍後初ゴールを決めた上に、チーム得点王の疋田もハットトリックとスコアラーぶりを健在。


結局11-0とFC STEAMを圧倒し南葛SCはこの時点でブロックの暫定首位に踊り出た。

今回は奇しくも日本を代表するサッカー漫画と同じチーム名のクラブの試合を観戦したが、8部リーグとは思えないような内容の試合で思いのほかに楽しめた。また機会があったらリポートしたい。

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