①②では関東2部のエスペランサvs早稲田ユナイテッドの試合について述べた訳だが、③以降では東京ユナイテッドvs東京23FCという関東1部リーグでの「東京ダービー」を観戦した。
前の試合が終わって1時間後にこの試合が始まったが、この試合に関していえば、前の試合よりもサポーターの数が増えていった。
この試合で注目されていたのは、もちろん東京ユナイテッドの18番岩政大樹であろう。
今更こんなブログで説明する必要のない有名人。日本代表のサムライブルーのユニフォームにも袖を通し、名門鹿島アントラーズの主将も務めたレジェンド。昨年J2ファジアーノ岡山を退団したところに、関東1部リーグ(J5)の東京ユナイテッドがコーチ兼任のオファーを出し、そして岩政の地域リーグデビューが現実のものとなった。
そんな岩政を尻目に「アウェイ」である東京23FC。こちらは前節下のリーグから上がってきた社会人チームにホーム開幕戦でまさかのスコアレスドロー。この試合にチーム初得点&リーグ戦初勝利を目指す。
東京Uはその岩政を今シーズン初先発で起用。23FCは前節と特に目新しい変化はなく、試合に臨んだ。
前にも書いたが、23FCの監督である羽中田昌監督はもともとバルササッカーを標榜にする指導者だったが、地域リーグとの現実と向き合う中で、一旦バルサは封印。
とはいえ23FCのサッカーというのが、パスを繋ぐ全員攻撃&全員守備には変わりがない。
先制点は23FCだった。32番碓井竣平が左サイドを大きくオーバーラップしていき、中央に走り込んでいた飯島にボールを供給したところワンタッチで決めて先制。ゴール裏はお祭り騒ぎだ。
リーグ戦初勝利を狙う23FCがこのまま行くか?と思われた後半。東京Uが猛反撃に出た。〈④に続く〉

