凍えるような寒さと初夏のような陽気が交錯する4月。仕事の日程に折り合いのついた筆者は週末に横浜へ一泊二日の小旅行へと行った。
「錦糸町から横浜なんて一泊する必要がないじゃん」と言われれば確かにそうなのだが、しかし筆者は敢えて金曜日に定時に仕事の後、残業の先輩をガン無視決めて関内へと直行し、プロ野球のDeNA.vs中日戦を観戦。試合後に関内のカプセルホテルで一泊し、土曜日午後からJ2横浜FCvsジェフ千葉戦の観戦を計画した。
何せ、自分で宿を取って旅行を計画するなんて14年ぶり。当然スマホで宿をワンタッチ予約するというのは初めて。スマホで予約というのは知識としては知っていても、本当にできるのかなぁ?なんても思っていた。
そんな独眼鉄の横浜ぶらり旅2017。一発目は関内のハマスタのDeNA戦である。
今年のプロ野球観戦は初参戦であったが、3月にWBCの中国戦も観戦し、野球観戦も既に戦闘モードに入っていた筆者。野球の場合だと、サッカーと違い特定のチームを応援している訳ではないが、それでも球場に来ると気分がアガる。
昨年出版された前ベイスターズ球団社長の池田純氏の書籍で、最近のDeNAの試合のチケットが取りづらいとあったが、実際に会場に行って見ると金曜日の試合でも三塁側内野席に関しては空席も目立った。
しかし、そんな中でも野球は野球。開幕から一カ月弱でDeNAは4位。中日は5位とまだ序盤とはいえ、クライマックスシリーズにも行けないじゃん!と思うくらい両チームの状況は汲々としていた。
かつて中日のGMを務めていた落合博満氏は「勝つことが最大のファンサービス」と語っていて、アミューズメント化する日本のボールパークに一石を投じる発言もしていたが、今の中日はその最大のファンサービスすら放棄している。
一方でDeNAの方は、ひたすら楽しいアミューズメント空間を球場に来たお客様に提供しようとする路線である。
②では、そのハマスタのアミューズメント化というのを「食」の観点からフォーカスしたい。

