①では2017年の関東1部リーグが映画「クラシコ」の舞台となった2009年の北信越リーグに匹敵するような激アツなリーグであるがゆえに「灼熱の関東1部」と勝手に名付けた。②ではその開幕戦について述べたい。

春の陽気が残る江戸川陸上競技場。そこでこのグラウンドを本拠地にしている東京23FCが関東2部から昇格組の日立ビルシステムを迎え撃った。

2017年2月12日にあった東京カップ(天皇杯東京都代表を決める大会の1つ)では東京23FCが日立ビルシステムを5-1で粉砕したが、冬での結果が春先のリーグ開幕戦にどう影響するのかは見ものだった。

東京23FCというクラブに補足説明すると、もともとこのクラブは佐川急便サッカー部での社内大会が源流となっているクラブで、佐川急便東京と大阪のそれぞれが、関東リーグやJFLなどに参加し、親会社の撤退などもあり元佐川急便のサッカー選手の受け皿として、佐川のフロントだったスタッフが「東京23区初のJリーグ加盟クラブになろう」という経緯で2003年に発足したプロサッカークラブだ。

一方で、日立ビルシステムサッカー部というクラブはその名の通り、日本有数の大企業である日立の子会社のサッカークラブだ。アマチュア契約のしながら仕事の後に練習して、実力としては関東1部と2部のエレベータークラブという位置づけである。

直近の対戦では東京23FCが圧勝したが、リーグ開幕戦ではどうなのか?

プロを目指すサッカークラブとコテコテの実業団チームのキックオフは13時30分であった。

試合は③へと続く。

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