こうしてなでしこのカップ戦のジェフレディース(ジェフL)vs日テレベレーザの試合は前半はスコアレスで終了した。

両チーム喉から手が出るほど欲しい先制点。それを獲るためベレーザの方が選手を変え、動いてきた。

FWの枚数を増やして、攻撃的に行こうという意図があったのだろうが、選手を交代しても試合は打開できずに進んだ。

しかし一方で、ジェフLにチャンスが訪れる。左サイドに展開したボールを中央のFWである28番・成宮唯の足技でのゴラッソなゴールで先制点を決めた。

それまでジェフLの24番・千野晶子がチャンスメークという部分で神出鬼没し、成宮のゴールのお膳立てをしていたのが、ようやく報われた形になった。

こうしてスコアレスで膠着していた状態から、得点が動いてきて、アウエーで追いつきたい日テレベレーザも反撃に出る。

しかし、ジェフLの身体を張った守りで同点に追いつくこと許さない。

そうした後半25分に信じられないプレーが飛び出した。

ジェフLのフォアチェックに押されたベレーザのDFラインがGKにバックパス。

そのバックパスをベレーザのGKがまさかの空振り(!)。

ボールはそのままゴールラインを割って、ベレーザはむざむざとプレゼントゴールを相手に献上。試合の趨勢を決める2点目が入った。

こうして自滅するような形で失点したベレーザはジェフLにとってもはや怖くも何ともなかった。

結局、試合は2-0でホームのジェフLが日テレベレーザを下して、勝利を飾った。

④では、この日見た女子サッカーを見て、未来のなでしこについて考えたい。

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