今回のテーマはややもすると重く感じてしまう部分もあるが、肩の力を抜いて読んでもらいたい。
そうした「サッカーにおけるインテリジェンス(知性)とは?」という話だが、このブログのヘビーな読者なら分かるだろうが、筆者はJ2ジェフ千葉を中心に様々なカテゴリーの試合を見ている。
そんな中で、テレビ放映の日本代表のW杯アジア最終予選なども(一応)チェックしてはいる。
その一方で、自分の主戦場でもあるJ2なども並行して観戦し、今年はJFL(日本最高峰のアマチュアサッカーリーグ・上から数えるとJ4に相当)や関東1部リーグ(地域リーグの1つ・J5に相当)などの試合も観戦し、映画で言えば2016年の「君の名は。」のようなメジャー作品からインディーズの無名映画まで、広くチェックしているような感じである。
そうした中での日本代表とJ2とのサッカーの差はどこから来るのか?という疑問である。
実際に試合を見た訳ではないが、昨年(2016年)J1からJ2に降格したクラブにアビスパ福岡というクラブがある。
そのチームの監督である元日本代表DFで「アジアの壁」とも呼ばれた井原正巳が、過酷なJ1の闘いの中で「J1の強豪との対戦の中で、アビスパは守備にエネルギーを割いた『堅守』のチームでJ1残留を目指した。しかし、相手に攻め込まれた時にアビスパは守備ブロックを敷いてDFの枚数は足りていたのに、相手のFWに崩され失点されるシーンがたくさんあった。他のJ1クラブとアビスパとの守備の何に差が出たのだろう」
とあった。ジェフが8年もJ2で沈んでいたのに、アビスパは2回J1に昇格しているから、筆者からアビスパの人間を上から目線で評論される筋合いはないのは理解しているつもりだ。
しかし敢えて、アビスパとJ1の強豪との守備陣との差というのは今回のテーマである「インテリジェンス」からの差なのである。
その具体的な説明は②で述べる。