今回、筆者は今年(2017年)3月の三連休を生かして、世田谷区は駒沢体育館での日本ハンドボールリーグのプレーオフを観戦しに行った。
筆者が観戦したのは1位の大同特殊鋼vs4位の湧永製薬との試合だった。
実業団リーグの選手になるだけでも選りすぐりのエリートなのに、そこからプレーオフにまで駒を進めることができるというのは、相当のエリートだということは、ハンドボールを知らない筆者でも容易に想像がつく。
そうした中で両チームの7人がコート上に上がり、審判が試合開始の笛を吹いた。
ハンドボールという競技を見ていて感じるのはサッカーのゴールに向かってシュートを狙う要素とバスケットの手を使ってゴールを決めようとする要素の2つが組み合わさったイメージのスポーツだということだ。
そして、ハンドボールの場合サッカーのようなロースコアな展開ではなく、バスケットのようにどんどんシュートで得点が決まるハイスコアなゲームで、ハンドボール素人のような筆者でも楽しめるのが良かった。
両チーム、ゴールに向かってシュートを狙うのだが、バスケのようにアナウンサーがシュートなどの実況で逐一説明してくれるのだが、バスケのBリーグだとそうした説明が「スタジアムDJ」のような洗練されたモノに対して、ハンドの実況はこう言うと申し訳ないが「放送部員」と言った感じだった。
そして応援団もJリーグなどサッカーの場合、声を出して飛び跳ねてチャント(オリジナルの選手への応援歌)があるのに対して、ハンドの場合は社会人野球の都市対抗のようないかにも「会社の代表」と言った昭和の実業団チームの応援のイメージがあった。
ただ、筆者はそうしたハンドボールの応援をdisる気は毛頭なく、むしろハンドボールの応援団には今のJリーグなどが結果至上主義などで失った、人と人の繋がりを感じる暖かみを感じてむしろ感動すら感じた。
今回は会場の雰囲気をついて説明したが、ようやく④で試合内容に入る。

