今日(2017年3月4日執筆)、家から徒歩圏内で、今まで行ったスポーツイベント(試合会場)の中で、最も自宅から近い会場のイベントが今回の江東区北砂にある江東区スポーツ会館での「障害者スポーツフェスタこうとうで」ある。この自宅と会場の距離の近さは恐らくこのブログ内の歴史で永久に破られない記録だ。
そんな自宅マンションから徒歩5分という近さ。いつも行くアリオ北砂の途中にスポーツ会館はあり、休日にアリオへ遊びに行くようなユルい感覚で会場に足を運んだ。
このイベントは2020年の東京五輪でのパラリンピックで、江東区民に障害者スポーツの魅力や競技の奥深さ、楽しさを実際に知ってもらおうと言うことで、この日のイベントが開催された。
ボッチャというスポーツの体験コーナーは超人気で参加出来なかったが、車椅子バスケとブラインドサッカーは参加出来た。
この2つの競技は実は2015年に体験済みであったが、今回のイベントはその時より本格的に競技の環境が整備されていたので、ある意味初めての部分もあった。
まずはブラインドサッカーから行ってみたい。
数ある障害者スポーツの中でも花形のメジャー競技がパラリンピックにもあるが、その中の有力候補の1つがブラインドサッカーだ。
ブラインドサッカー専門の書籍もあり、障害者スポーツではかなりメジャーな競技として、近年のスポーツ界には少しずつ認知され始めている。
今回はアイマスクした状態で中に鈴が入ったボールをドリブルする、というミッションがあった。
係員の誘導でゴールエリアまで行くのもひと苦労。ゴール前でドリブルをやるようにと促されても、鈴の小さな音色だけを頼りにドリブルするのは至難の業。
蹴っても音が止まるとどこにボールがあるのか認知出来ない。
体験コーナーではボールがあさっての方向に行ってもボランティアスタッフが体験者の足下に修正してくれるが、2015年に観戦したブラインドサッカー日本選手権では、そうしたボールをフィールドプレーヤーが奪い合うというガチな肉弾戦と化す。ましてや鈴の音色だけで走ってドリブルするのは、想像出来ないくらい難しい。
その後、体育館内のゴールにシュートを打ったがキーパー正面だった。
障害者スポーツと侮るなかれ。ブラインドサッカーでプレーするドリブラーは想像以上に五感を研ぎ澄まして、あり得ないような身体能力を持った運動神経の塊なのである。
②では車椅子バスケ体験について述べたい。

