このブログのコアな読者なら今更言わなくても解るだろうが、筆者はボクシング観戦を20年以上している。

最近はサッカーやバスケなど他の競技にハマって後楽園ホールに行く機会はめっきり減ったが、ボクシング観戦にハマっていた頃は月3回は当たり前(当時の最安値チケットは3000円)、多い時は食べ物を削っても月6回見に行ったこともあった。

あの頃のボクシングに対する情熱がどこに行ってしまったのかは自分でも解らないが、当時のボクシングはそれだけ観戦するのが楽しかった。

後楽園ホールはボクシングの他にプロレスやキックボクシングの試合もやったりするが、後楽園ホールという会場自体は東京ドームシティ内のビルの5階にある。

基本的に行きはエレベーターで移動するのが普通だが、帰りは1000人以上の客が一気に1つあたりのキャパが20人のエレベーター(×3)に集中してしまうので、これを待っていたら、無駄な待ち時間を浪費してしまう。

そのため、帰りの場合は階段で帰るのをお勧めする。

表の階段は不良の高校のような落書きだらけの階段を通るか、もしくは裏にあるマトモな方の階段の2つがある。

このどちらを使ってもいいが、ボクシング観戦のあとに階段を使って地上に降りようとすると、昭和の頃から冗談抜きに半世紀以上ボクシング観戦をしているような初老のボクシングファンが試合の感想を語っていたりする。

筆者のような観戦歴20年強などまだハナタレ小僧だが、そうしたボクシングファンの老人のことを筆者は「後楽園ホールの住人」と呼んでいる。

帰り道の階段で、試合の感想をつぶやく後楽園ホールの住人の声。これが結構深いのだ。〈②に続く〉