今回もプロスポーツ観戦として2016〜2017シーズン アイスホッケー・アジアリーグ・東京集結戦についてレポートしようと思う。アイスホッケー観戦も本格的に観戦を始めて3シーズン目。他の競技と見比べながらこのスポーツを見てくると、だんだん魅力と粗の両方が自分の脳内に浮き彫りになってくる。それも今回はレポートしていきたい。
今回見に行ったのは首都圏在住のアイスホッケーファンの数少ない「本拠地」である、東京都西東京市にある西武新宿線の東伏見駅からすぐにあるダイドードリンコアイスアリーナ。
アイスホッケーという競技は首都圏在住の人間にとって、その地理的条件がアドバンテージにならずにむしろハンディキャップになる稀有なスポーツだ。東京でスケートと言えばアイスホッケーではなく、基本的にフィギュアスケートである。
国内外の氷上の美を極めた精鋭のために、短期間のフィギュアスケートイベント限定のスケートリンクをイベント主催者は作り出す。そうしたスケートリンクは「毎試合、高級住宅街を建設し、大会が終わったらその住宅街を解体作業してしまうようなモノ」と言われ、それだけリンクのためにフィギュアの場合、一般客のチケット代に跳ね返ってしまう世界だ。
一方で、そんなフィギュアの世界から同じスケートという世界でも、細々と首都圏開催試合を年2回だけやっているイメージのアイスホッケー。
来年(2018年)初めの韓国・平昌五輪には男子日本代表は既に出場出来ないことが決まっている、五輪が大会前に終わっている中での日本のアイスホッケー。
だからといって日本のアイスホッケー界がそのまま歩みを止めていいわけがない。
そうした中で2017年2月4日のアジアリーグのダイドードリンコアイスアリーナ第1試合には9チーム中6チームが出場出来るプレーオフで4位・東北フリーブレイズvs5位・日本製紙クレインズとの氷上のパックを焦がすような熱戦の火蓋(ひぶた)が切って落とされた。〈②に続く〉
