このブログの読者はまた独眼鉄が訳のわからん事をのたまっている、と思っているだろうが先を続ける。

ジョギング自体は2011年末から再開したものの昨年(2016年)から人生初のフルタイム労働のストレスから激太りした体型を元に戻すために、時間が出来てきてからトレーニングを再開してきた筆者。

しかし、長友の体幹トレーニングの雑誌を見ても「今の」筆者が同じトレーニングをしても意味がないことが分かった。この「今の」という部分がポイントである。

長友佑都という日本人を代表するトップアスリートと、筆者のようなスポーツを昔やっていても、今はブクブクに太った一般人で、同じ種類の体幹トレーニングをしても、何の部分に差が出るのか?という話だ。

それは「関節の可動域」だ。トップアスリートの身体はおしなべて関節が柔らかくなっていて、関節の可動域が一般人のそれより、当然遥かに広い。いわゆる「身体が柔らかい」というヤツだ。

相撲取りやバレエダンサーの股割りを見れば分かるように、高い水準でのボディムーブメントには、何でも身体の柔軟性を要求される。

逆に言えば格闘技に勝ちたい選手が、しっかりストレッチもせず過度な負荷のトレーニングをしても、勝利どころか怪我に繋がるだけである。

そうした体幹トレをより効果的にするために何が必要か?もうおわかりであろう。ストレッチを中心とした「本気のラジオ体操」である。

話は飛ぶが、筆者が好きな番組である「ガイアの夜明け」に、企業が始業時に朝のラジオ体操をやらせるところを見てきた。

しかし、社員を見ていると明らかにやらされているから、といったニュアンスで関節の可動域が全然が伸びていない従業員も目につく。

しかし、下半身のストレッチは20年前からやっていた筆者もある記事でラジオ体操も本気でやると可動域が伸びることに気づいてから、ラジオ体操も馬鹿にならないということに不惑を目前に分かった(遅っ!)。

話を体幹トレに戻すが、今の筆者が長友の真似をして同じ負荷を掛けても、身体の関節の可動域が、彼に比べてガチガチに凝り固まっているから、身体のフォルムが良くなる訳がないのである(特に肩甲骨周りが硬い)。

もし、筆者のような一般人が彼のようなシックスパックされた筋肉美が欲しいなら、体幹トレをする前に、可動域を広げるストレッチを風呂上がりに時間を掛けてしっかりすべきである。その上での体幹トレである。

物事の順序を間違ってはいけない。