こうして先週末見たバスケ日韓戦、川崎ブレイブサンダースvs安養KGCの後半戦をここでは振り返ってみたい。

③では韓国・安養のPGの28番キーファー・サイクスが凄かったという話をしたが、韓国人プレーヤーも高い性能を持っていた。

10番のフォワード、ムン・ソンゴンも196cmとアジアのバスケでは長身ながら、ゴール下の密集地帯での強さだけでなく、アウトサイドからのシュートセンスも高かった。

センターで9番のキム・ミヌク(204cm)や32番キム・チョルク(202cm)も、サッカー韓国代表を彷彿とさせるようなフィジカル・スタミナ・闘争心の三連コンボのような激しいプレーで、移動でキツいはずの海外でのコートでも祖国のプライドを賭けたプレーで気を吐いた。

第2・3Qでは安養が外国人枠を2人にしたこともありリードを広げていったが、最終第4Qでは地元川崎が意地を見せて追い上げにかかる。

中盤の外国人枠での数的優位を活かしたいがためにプレーにも激しさを増していた安養。しかしその激しさゆえにファールも連発し、チームファールも5つに達して川崎にフリースローを与えることとなった。

こうしたチャンスを川崎がしっかりモノにして、ハーフタイムには37-42と安養にリードを許していたのが、最終Qには川崎が逆転に成功したっ!

しかし、世界選手権で中国と共にアジアの二強をなす韓国のリーグ王者が、このままおめおめと祖国には帰れない。

③でも述べた「王様」キーファー・サイクスが個人技で追いすがる。

しかし、このQでは外国人枠で優位に立つ川崎がファジーカスやスパングラーが活躍し、 そして日本代表の辻直人や藤井佑眞・篠山竜青の躍動もあり、最終的に83-80でBリーグ初代王者を狙う川崎ブレイブサンダースが韓国リーグ王者・安養KGCを真冬なのにホットでハイテンションなゲーム展開で撃破した。

この試合で川崎の12番PFのスパングラー
と共に、背番号と同じ数字でゲームハイの28得点を叩き出した安養のキーファー・サイクスのプレーが印象的であった。

シュートセンスや危機察知能力や身体能力の高さなど、明らかにコート上での輝きぐ他の選手と違った。

今回はバスケットの日韓クラブチーム決戦を見た訳であるが、バスケ観戦歴の浅い筆者でも楽しいと分かるエンジョイできた試合であった。またこの両チームの試合は見たいと思ったし、この試合はチケット代2500円の価値はある激闘であった。


{83E00FEB-8AB1-4C9E-A1D0-03361F8D7BF2}