今回のタイトルはのっけから大仰だが、まあ聞いてもらいたい。
筆者はスポーツのブログを曲がりなりにも4年近く続け、様々なスポーツを経験したり見てきたりしていた。
そしてスポーツの持つ魅力や価値というモノを理解するために、このブログでそのスポーツの本質というモノを追求してきた。
そうした意味で、ではスポーツの本質とは何か?という話である。
結論から先に言うと「死なないこと。負けても生き残ること」である。
この言葉は格闘技漫画「オールラウンダー廻」で若い格闘家が柔術指導者に格闘技の本質とは何かと、尋ねた時の答えだ。
この言葉というのは格闘技のみならずスポーツの本質として深く突き刺さる言葉である。
そもそもスポーツにおいて「死なないこと」とは何なのか?スポーツの目的は「勝つこと」ではないのか?という疑問を持つ読者も多いだろう。
今の時代、勝って勝って勝ちまくるというのは多くの人が望んでも、叶わぬ夢というのは推測の通りだ。
昨年(2016年)ブームになったアニメソングでマクロスFの主題歌「ライオン」で、
「生き残りたい。生き残りたい。がけっぷちでも」
「生き残りたい。生き残りたい。まだ生きていたくなる」
と歌い手が勝利より、今の混沌とした先の分からない時代をサバイヴすることを目的とした歌詞が、多くのアニメファンの支持を集めたのが興味深い。
マクロスFはジャンプ作品ではないが、現代の子供や若者の思考が従来の「努力」「友情」「勝利」の3連コンボから離れつつあるのが感じられる。
話をスポーツに戻そう。ではスポーツの本質である「生き残る」とは何なのか?②でも述べていきたい。