相変わらず独眼鉄のブログタイトルはよくわからないと思われるだろうが、とりあえずご静聴願いたい。
筆者はもともとこうしたブログが4年近く続いているくらいだからね普通の人よりは相当スポーツ好きな人間であると思う。
その中でも、子供の頃に高校野球にハマったのも「全国47都道府県の代表」という日本の津々浦々から野球という競技に対する精鋭が甲子園に集結する、というイメージに気持ちが駆り立てられるモノがあった(そこに集う甲子園球児の大半は関西のシニアリーグ経験者だと知るのはもっと後の話)。
その後に筆者が野球をショボい辞め方した後にボクシングにハマったのも、「はじめの一歩」の宮田一郎のアジア武者修行でタイ・フィリピン・韓国に行ったというワールドワイドなところに、ボクシングという競技が例え言葉が通じなくても、スポーツを通じて理解し合える部分に興味を持った。
若い時の筆者は「色々な国の『怪物』が体験できるっ!」というところにもボクシングの魅力を感じた。
実際のところ、若い頃にハマっていたスポーツというのは、競技の内容というよりは怪物という部分にプラスして「どれだけ(そのスポーツの怪物を通じて)世界まで到達できるのか?」というところに自分の意識が向いていたように思える。
しかし、最近ボクシングがつまらないと感じるようになったのは、さっきの宮田一郎の話ではないが、後楽園ホールに来日するボクサーの国籍がマンネリ化している点にある。
前述のタイ・フィリピン・韓国に加えてインドネシア(後楽園ホールに20年通っているがインドネシア人が日本の選手に勝った姿を見たことがない)。それプラス、メキシコにベネズエラと豪州くらいである。
最近は引退した日本人ボクサーが(プロボクシングのない)ベトナムに移住してボクサーを育成したり、色々やっているモノのJFA(日本サッカー協会)と海外青年協力隊が合同で現地のサッカーレベルを向上させる為に、日本人の若手指導者を派遣させることのようなことをJBC(日本ボクシングコミッション)はやっていない。ボクシングの場合、あくまで草の根レベルだ。JBCは相変わらず国の出先機関だという小さなプライドで威張ることしか考えていない。
その為、ボクシングがワールドワイドな部分がなくなっているのも今の後楽園ホールのボクシング興行の劣化に繋がっているように見えてならない。
今回、ボクシングの話を中心にしたが、②ではこうしたスポーツも踏まえて怪物の多国籍軍団について考えていきたい。