先日筆者はバレーボール天皇杯の試合を見にいった。自分の場合、ある特定の競技ばかり見ていたら、視野狭窄(しやきょうさく)に陥るので、サッカーがシーズンオフの時は敢えて別の競技を見るようにしている。
ただ最近思うことではあるが、今回のタイトルにあるVリーグもそうなのだが、試合の運営に対してもう少し何とかしてもらいたい、ということはバレーボール限らず色々考える。
と言うのも東京でVリーグの試合を見られる機会というのが意外に少ない。シーズン中に3回ぐらいしかない。似たような競技でプロバスケのBリーグというのは、基本的に毎週のように首都圏で日本トップレベルの試合が見られる環境にある。
Vリーグの場合は大田区体育館や墨田区体育館で「大田大会」や「墨田大会」をやるだけである。ある体育館を複数のチームが集まって集中的に試合をする(1日2〜3試合する)形式で、プロレスや大相撲の地方巡業のような試合運営方式である。
こうした傾向のスポーツの試合運営というのは、バレーに限らずアイスホッケーやハンドボールも共通する。
しかしプロ格闘技の興行形態ならまだ分かるが、球技がそのシステムでは問題があるだろうと考えてならない。
そもそもなぜ少ない限られた日数で1日にたくさんの試合をするのか?という話だ。
それは、そのやり方で行った方が運営側がラクだからである。
しかし、Vリーグに限らずこうした運営側の都合のみで行っているスポーツに未来があるのか?という話である。〈②に続く〉