そうした中で、バレーボール天皇杯を見てきている訳であるが、九州地区代表の大村工業高校と近畿地区の近畿大学の試合。春高バレーの常連である大村工業は近畿大学の猛攻に喰らいつき、がっぷり四つの戦いに持ち込んでいた。

それどころか大村工業のサーバーはサッカーの本田圭佑のFKのようなブレ球無回転のサーブを打ち、コート上の近畿大学の選手を翻弄した。

しかし、結局のところ高校生vs大学生の戦い。野球やサッカー以上に身長の高さとフィジカルの優位性がモノを言うバレーボールと言う競技にあって、近畿大学がジリジリとスコアに差をつけていった。

最終的に22-25、20-25、21-25のストレートで近畿大学が翌日のVリーグ・JTサンダーズへの挑戦権を勝ち獲った。

こうして筆者の久しぶりのバレーボール観戦は終わった訳だが、今回バレーボールを観戦して(大きなテーマとして)、日本のバレーボールはどこに向かい自分たちのストロングポイントをどこに見出しているのか?ということを考えた。

日本のバレーボール界(男子)がリオ五輪の予選で世界の列強にボコボコにやられたのは、記憶に新しいところだ。

では、筆者の尊敬するサッカー元日本代表監督のイビチャ・オシムが「代表チームの日本化」という言葉を残したが、では日本のバレーボール界の「日本化」とはどういうモノかを考えていきたい。


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