①では筆者がバレーボール天皇杯を見に行ったプロセスなどを見てきた訳だが、②では試合内容なども考慮して述べていきたい。

バレー天皇杯初日1回戦の近畿大学vs大村工業の試合であったが、大学生vs高校生のマッチメークで、筆者は大人と子供くらいの実力差が出るかと思われた。

…ところが…

実際の試合展開はそうはならなかった。リードをしているのは近大の方だったが、大村工業の方も相手がハイキューの日向翔陽のように最強の囮(おとり)になっているプレーヤーの自分たちのフェイントに引っかからずとも、とにかく粘り強くレシーブで拾って繋ぐバレーを徹底している。

バレーボールのことはよくわからないが大村工業の選手はおそらくバレーIQの高い選手が揃っているのだろう。

サッカーの代表戦を見ていても思うのだが、高度なプレーを要求されるような試合になればなるほど、囮の選手の釣らせる動きというのも重要性が高まっていく。

特に攻撃面では大村工業の4番である川添翔真が身長188cmで最高到達点328cm(チーム最高)の高校生離れした跳躍力からのスパイクで、大学チームと真っ向勝負の対決をした。

ただ当たり前だが、以前見たFC東京のバレーボール部のブラジル人ウイングスパイカーの衝撃音ほどではなかった(もっともそれが同じならバレー日本代表はリオ五輪に出場できたであろう)。

③でももう少し試合のことを見ていきたい。

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赤白が大村工業。青が近畿大学。