今回Fリーグのフウガドールすみだの試合を見に行ったのだが、一番気になったのは観客の少なさである。

すみだはリーグ3位で上位進出も狙える強豪にもかかわらず、会場には半分もお客さんは入っていなかった。

よく「強いチームを作って、いい試合をすればお客さんは入る」と思っているスポーツチームの関係者は多いかもしれないが、この事実を見るとそれは誤りだとわかる。

筆者が2シーズン前に同じ会場で見た試合には1849人入っていたのに、この日の試合には830人しか入っていなかった。1000人(!)以上減っている。

まだ、このチームが墨田区・江東区界隈に地域に根差したチームになりきれていないという現実を突きつけられた(追記:フウガドールで集客ができている時は、メインスポンサーのひがしん[東京東信用金庫]の関係者による入場者だと言う。マイナースポーツはこうした集客でないと厳しい)。

その一方で、プレーを見てみると筆者が見た試合で2ゴールを決めたブラジル人ボラも凄かったが、点に絡むプレーではなかったが、4番諸江剣語(キャプテン)・11番清水和也(リーグ得点ランキング9位)・14番西谷良太が凄かった。

何が凄いのかというとボールを持ってのターンの動きが様になっていて、ちょっとクライフターンにすら見えた。J2でボールを持ってターンできない選手なんて山ほどいるが、この3人はそれができていた。おそらくボールの扱いだけだったらJ1でも通用する。

それでパンフレットを見てみたらこの3人はフットサル日本代表に招集されるような選手だった。そりゃボールテクニックが上手いはずである。

この日2ゴールのブラジル人77番ボラも身体の強さはクイックネスではジェフのFWでサッカー・ブラジル2部リーグ得点王でもあったエウトンにも匹敵した。すみだには凄い選手が埋もれていた。

今回は急遽地元でフットサル観戦になったが、サッカーにも通ずる楽しさがあって良かった。また観戦したい。

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