今執筆しているのは2016年11月24日だがこのブログが順当にアップされる頃には、翌週(2017年3月7日)に野球の第4回WBC第1次ラウンドが開始する。その中で筆者がWBCで勝ち上がるためのポイント、そして日本球界の今後のためにも中継ぎ投手の重要性について考えていきたい。
2016年に侍ジャパンの強化試合について色々書いた時にも触れたが、WBCや他の国際大会において、投手の継投策の成功するか否かが生命線になるという話をした。
繰り返し言うが、先発投手が7回まで3失点までに抑えることを合格ラインとするプロ野球と、試合によってはルールにより、球数制限などで5回前後までしか投げられない国際大会とでは全く別のルールと捉えるべきだと筆者はこのブログで口酸っぱく唱えている。
陸上の長距離でも、箱根駅伝で山の神など幾多のドラマがあっても、五輪のマラソンで日本人ランナーがメダリストを輩出できるのか?というのがまた別の話なのにかぶって見える。
話を野球に戻すが、現代野球は投手が全ての時代である。統一球だとますますそうだとも言われている。
そうしたピッチャー全盛の時代で、なおかつ投手の肩は消耗品であるがゆえに国際大会では長いイニングでの投球が出来ないレギュレーションになっている試合。
そうなると先発投手が試合を作るのに限界がある以上、必然的に中継ぎ投手の重要性が問われてくる。
しかし、中継ぎ投手というのは投手の中でも1番下の扱いを受けている。今までの価値観ならそれも仕方がなかった。しかし、これからWBCなど野球の国際大会が普通になる将来の野球を考えると、筆者は中継ぎ投手の使い方や継投策の考え方をもっと重視する必要がある〈②に続く〉。