先日、統一プロバスケリーグのBリーグを観戦したことをこのブログで書いたが、観戦歴もbjリーグとNBL(実業団リーグ)時代から数えて3シーズン目に入ってくると日本バスケ界の課題のようなモノも見えてくる。それが今回のタイトルである。

前回も書いたことになるがここ数シーズン日本のバスケを見ていると、PF(パワーフォワード)やC(センター)と言ったパワーやフィジカル・スタミナが要求されるようなポジションで日本出身選手と外国出身選手とでは露骨に基本性能に差がついて見える。

外国出身のPFと日本出身のセンターとのマッチアップで日本人の方があっさりと当たり負けするシーンを多く目にした。

SLAM  DUNKで湘北の大黒柱でセンターのゴリこと赤木剛憲が主人公のPF桜木花道に「ゴール下は戦争だっ!」と言って、ゴール下の逆三角形のゾーンを持ち前のフィジカルを生かして死守しないと試合で勝てないとスクリーンアウトを教えこんだシーンを思い出す。

しかし、実際のプロバスケを見に行く習慣がつきつつあると、日本出身の選手のフィジカルが弱いところに物凄く物足りなさを感じる。

日本人初のNBAプレーヤーである田臥勇太(現・栃木ブレックス)や2016〜17シーズン前のNBAサマーリーグで活躍し、今最もNBAに近い日本人と言われている富樫勇樹(現・千葉ジェッツ)にしてもポジションはPG(ポイントガード)でバスケ選手の中で最も小柄で、フィジカルやパワーよりもドリブルでの走力や広い視野でのパスセンスを要求されるポジションである。

しかし、3年後には東京五輪を控え世界トップレベルのバスケットマン達を迎え撃つ日本人のPFやセンターのフィジカルというのは筆者の目にはあまりに貧弱に映った。

②では他競技から日本人のフィジカルの壁を捉えていきたい。