筆者もこうやって色々なスポーツのブログを書いている。何度も言うが特定の競技に偏ったブログにはしたくないという思いもあって、できるだけ決まったジャンルにこだわらないブログを目指している。

そうした中でサッカーだけでなくバスケも見るようになった。筆者は何か知らないスポーツを見ようとする時に紙媒体や漫画から入るように努めて、本来ならそうした文献探しも大変だったりもするが、バスケに関しては努力の必要は全くなかった。そう。名作「SLAM  DUNK」があるからだ。

最近、ブログの記事のためと言いつつSLAM DUNKを読んでいて、1人気になる人間がいた。主人公桜木花道のいる湘北高校がIH全国大会1回戦で対戦した大阪・豊玉高校の前監督の北野氏である。

SLAM  DUNKでメインだったのは2回戦の山王工業との激闘である。なのに何故この試合に?と思う読者もいるだろう。

筆者が気になったのは北野前監督が掲げるバスケというのが、オフェンス8・ディフェンス2の超攻撃的バスケ、いわゆる「ラン&ガン」を自身の哲学としている点にある。

しかし、北野前監督は豊玉を全国ベスト8の常連校に育てあげるも学校の経営者サイドとの折り合いがつかずに解任されてしまう。

ここで筆者が思ったのは、北野前監督が全国優勝を求められて目先の結果にこだわるような堅実でつまらないバスケをやらずに、監督が自分の中での理想のバスケはラン&ガンなんだ、というブレない太い軸を持って選手を指導していた点にある。

最近のスポーツ界ではこういう指導者が絶滅危惧種になりつつある。一方で筆者はこうした自分の哲学と心中できる名将の存在にリスペクトの念が絶えない。

②では実際の世界に存在した名将からこうした存在について考えたい。