のっけから自分のブログのアイデンティティーの根幹を自分で崩すようなタイトルだが、ちゃんと意味があるのでご一読願いたい。

このブログが読まれる頃は順当にいけば2017年だが(2016年10月23日執筆)、最近本当にこうしたイベントが日本に来る意味というのを考えてしまう。

というのも、筆者は昨年(2016年)から人生初のフルタイムの仕事をするようになったが、1年近く経っても職場でサッカー談義をした経験が未だにない。

それがどうしたと思われそうだが、筆者には1つ疑問がある。2002年の日韓W杯とは一体何だったのか?という話である。

あの時の日韓W杯というのは共催とはいえ、国を挙げたお祭りで世間が異常なくらいサッカー、サッカーと盛り上がっていた。

当時所属していた組織では筆者は忙しくて正直サッカーは好きであったが、サッカーを見る余裕が全く無かった。

しかし、あの時のサッカーに対する熱狂というのは凄かった。筆者はこの時、日本人全員がサッカーに熱狂する時代が来るのでは?と感じた。

…しかし…

あれから15年、東京という街で生活していてサッカーの話題はほとんどない。あれだけ何千億円というお金を遣(つか)ってサッカーに対して熱狂したのは何だったのか?と感じる。

翻って、東京五輪である。日本政府は日韓W杯での過ちを繰り返したいのか?という話である。〈②に続く〉