今に始まったことではないが、相変わらず独眼鉄のブログタイトルはよくわからないなと思う読者も多いだろうが、どうかご静聴願いたい。

今回の「共食いの東京バスケ界」というタイトルだが、昨年(2016年)秋に統一プロバスケットリーグのBリーグがスタートした。

もともと発足時に全部アマチュアの実業団チームだったJリーグと違い、Bリーグでは独立系プロバスケリーグのbjリーグと実業団から派生したトップアマチュアリーグのNBLの2つのリーグが併存していた。

2つのリーグがあった分それだけチームが多くあり、Jリーグ発足時に東京はチーム数0だったのと違い、Bリーグには多くのバスケチームが東京に集中して1部から3部までに8チームもひしめきあっている。

問題はそのチームの本拠地にある。1部のアルバルク東京は代々木でサンロッカーズ渋谷は渋谷の表参道。ほとんど徒歩圏内に東京の2つのバスケチームが隣接しているのである。

「何を考えているのか?」と最初にこの関係を見た時に筆者は首を傾げた。

他にもこうした隣接したバスケチームはある。2部の東京エクセレンスと3部の東京海上ビックブルーも本拠地は同じ板橋区だし、3部同士の八王子トレインズと東京サンレーヴス(立川)もかなり近い。

東京のBリーグの分布図はかなり偏りのある振り分けなのである。〈②に続く〉