以前書いたブログ記事で、今のメジャーなスポーツでトップレベルでの争いで勝敗を分けるのはカネでも情報でもなく「哲学」だ、という話をしたが、このことについてもう少し書き足しておきたいことがある。

バルサを頂点とするリーガ・エスパニョーラとは比べるレベルではないが、筆者はここ何年か日本のJ2を見ている。

筆者の応援しているジェフ千葉はプレーオフ止まりのクラブと揶揄されていたが、近年はそのプレーオフにすら上がれなくなった。

2009年にジェフがJ2に降格した直後というのは、こんな世間に忘れられたマイナーリーグから早く昇格して、陽の目に当たるJ1に昇格したいと願っていたが、最近(2016年10月9日執筆)はそれは間違いだと気付いた。

今こうした下部リーグにいるうちにジェフ千葉というクラブの「哲学」を構築して、その上でトップリーグであるJ1に昇格してもらいたい、と考えるようになった。

サッカーに限らず、スポーツにおける哲学とは単なる勝敗のことを差すのではなく、「どのような闘い方で」勝つかという部分が哲学として、クラブのフロントや指導者の力量を問われるのである。

しかし、正直ここ何年かのジェフを見るとただ焦って早く昇格したがって、空回りして自滅して昇格を逃している様にしか見えないのだ。〈②に続く〉