今の時代、外国人に限らず日本人同士でもコミュ障だのコミュ力だのコミュニケーションについて昔以上に論議されるようになった。最近はスマホやSNSの急速な普及によって、従来までのコミュニケーションスキルが通用しなくなったという側面もある。
ここでは筆者のコミュニケーション理論を述べる場ではないのでそれは割愛するが、日本人同士でのコミュニケーションもそうだが、今回は外国人とのコミュニケーションに言及したい。
日本人同士でのコミュニケーションで常識になっていることといえば、相手を気遣って婉曲に伝えることを良しとする表現手段である。また「以心伝心」という言葉もあるように、長い期間お互いの行動を知ることにより、互いの意思の疎通が可能になるという考え方だ。
…しかし…
21世紀のグローバル時代に突入した日本社会では、そうした従来の手法での意思の伝達はどん詰まりになっている。こうした表現ではどこの国の人も「日本人は何を考えているのかさっぱりわからない」と疑心暗鬼を募らせる。
特に外国語がわからないと笑みを浮かべる日本人もいるが、外国人からすれば「自分の考えを表に出さないで気味が悪い」と不信感を一層助長させてしまう。
そうした中でこのブログはスポーツのブログである。日本という島国で殻に閉じこもることの出来なくなった国境が消えつつある日本人は、外国人のアスリートや指導者とどう向き合うべきなのか?②で詳しく述べたい。