このタイトルを見て「何のこっちゃ分からん」と思われるかもしれないが、とりあえずご静聴願いたい。
今回の「今のジェフ(千葉)は生の黒豚」とあるが、別にジェフの選手が不節制をして豚みたいにブクブクに太ったという話ではない(それは筆者自身だ)。
簡潔に言って今のジェフというのは「調理されていない高級食材」と例えたいのだ。
今日(2016年9月4日執筆)のジェフは監督も変わり、大学生相手の試合もあったがそこそこのゲームをしているが、つい最近までのジェフはまさに「生の黒豚」状態だった。
生の黒豚とはなんぞや?という話であるが、それは人間が豚肉を食べるには、豚を育てて屠殺し、バラして食肉加工し調理して盛り付けして食べる、というプロセスが必要だ。
特に豚肉というのは黒豚に限らず、生の状態で食べたら細菌に当たって食中毒で死んでしまうので、必ず加熱処理が必要だ。
また豚肉というのは臭みもあるので、すりおろし生姜などで臭い消しの下ごしらえも必要だ。鹿児島産の高級黒豚でも豚は豚なので、加熱処理や下ごしらえ、下味など手間のかかる調理をしないと美味しい豚カツや豚料理は食べられない。
しかし、今までのジェフというコックがスタジアムというレストランで提供した料理(試合)は生の黒豚を皿の上に乗せただけで「食えっ」と命令しているようなモノだった。要は素材(先天的な身体能力)だけのサッカーだったということだ。〈②に続く〉