昨シーズン(2015〜2016)にイングランド・プレミアリーグで実写版GIANT KILLINGのような優勝をしたレスターに岡崎慎司がある。
岡崎はこうした凱旋インタビューでこんなことを言った。
「サッカー選手は引退後のことを考えずに、もっとサッカー馬鹿になってもいいのでは?」という言葉だった。
確かに岡崎は代表でスタメンのFW。欧州で最高の結果を出したのは認める。しかしこうした考えは筆者が思うに短絡的に聞こえる。
実際の世界でJリーガーという生き物は平均で25歳くらいで引退する。物心ついた頃からサッカー三昧の日々。正社員どころかアルバイトの経験すらない選手がほとんどだ。
そうした人間にいきなり同年代の社会人と同じ仕事ができるか?という話である。
ただアスリートにとって現役時代の努力と引退後の心配というのは二律背反なモノである。②でもっと深く掘り下げていきたい。