しかし、筆者も定期的にサッカーを見るようになって8年くらい経つ。
見るようになって初年度にジェフがJ2に陥落して、降格当初は1年でのJ1復帰をクラブもサポを考えていたが、気がついたら7年目である。
筆者としても、自分にとってアイデンティティの根幹を成すスポーツがいつの間にかボクシングからサッカーに変わり、世に多数出回っているサッカー漫画・書籍・DVDなどを見るようにもなった。
そうした中で名作と呼ばれるサッカーDVDに「クラシコ」というモノがある。
このDVDは信州(長野県)の松本山雅と長野パルセイロという2つの北信越リーグ(当時4部リーグ)のライバル関係を描いたサッカー・ノンフィクション映画である。
この映画の中で松本山雅がチケツ(地域決勝大会)でレノファ山口FCと戦っていたのは2009年の年末だった。
その頃のジェフはJ1でクラブ初の2部リーグ降格に怯えていた頃だ。
そうした中でジェフは順位は下位ながらも国内のトップリーグ。山雅やレノファは地域のアマチュアリーグと地方都市で戦っていて、環境もネームバリューも雲泥の差だった。
しかし、2016年8月20日執筆の現在。ジェフも山雅&レノファも同じJ2で、順位も山雅は自動昇格の2位でレノファもプレーオフが狙える7位。対してジェフはレノファと勝ち点6も下の10位である。〈②に続く〉
追伸 アップする2016年11月16日現在、松本山雅は自動昇格圏の2位と勝ち点で並ぶ3位、レノファ山口は12位である。