今回のタイトルは別に誰かと責任の所在について揉めている訳ではない。ただ今の日本スポーツ界についての違和感や生理的嫌悪感(気持ち悪さ)について言いたいのだ。
今このブログを書いているのはリオ五輪真っ最中(2016年8月14日執筆)な訳だが、四年に一度の祭典で普段はスポーツに興味のない人もこの時ばかりはテレビを見てしまう方も多いだろう。
しかし、テレビの五輪報道を見ていて気になるのは、今に始まった訳ではないが「五輪のメダル主義」というヤツである。
日本人自体、2014年のブラジルW杯での惨敗での戦犯探しを見ていても感じたが、マスコミというのは煽(あお)るだけ煽っておいて、結果が悪いと梯子を下ろして、責任を選手になすりつける(言葉は悪いが)非常にタチが悪い集団である。
以前このブログでも書いたが柔道でも野球&サッカーでも、ある国で発明されたスポーツが急速な国際化によって宗主国が相対的に弱体化するといういわゆる「ウィンブルドン現象」というのが普通にある。ウィンブルドン現象がないメジャー競技というのはバスケくらいだ。
スポーツに限らず時代は急速に変化し、過去の成功例があっという間に役立たずになる今のご時世に昔の栄光に酔っている日本の古い指導者やマスコミは笑止千万である。
そんな時代に実際にメダルが取れずに選手に謝罪を強要する人間にははっきり言ってスポーツを見る資格はない。〈②に続く〉