冒頭ののっけから青年誌のラブコメ漫画みたいなタイトルを柄にもなく吐いてしまった訳だが、別に筆者はこのブログでキャラに似合わない恋バナをしたい訳ではない。このタイトルにはちゃんとスポーツ的要素が組み込まれている。
それは何かというとプロスポーツ選手のセカンドキャリアについてである。
アスリートのセカンドキャリアについては、このブログで何度も口酸っぱく言ってきたし、これからも言い続けていきたい。
では、冒頭のタイトルにある「君が幸せでないと困る」とは何なのか?という話だ。
これは説教の類ではないが、プロスポーツ選手、特にプロ野球選手やJリーガーと言った東大に入るより文字通り桁違いに難しい狭き門(プロ野球新入団選手・約100人強、東大の男子新入生・約1500人)を突破したスポーツエリートには俺ら凡人にとっての永遠のヒーローでいてもらわないと困る、と言いたいのだ。
筆者は野球をしょぼくれた辞めた半端モンだが、しかしこういうスポーツを長く書くようになって、プロ野球の偉大さを改めて感じるようになり、ちょくちょく球場で試合を見るようになると、キナ臭い野球汚職の話や頭の固い老人によって改革が足留めされていても、やはり白球を追う選手の姿には魅了されてしまう。
しかし、そんなスポーツエリートもいつかは引退する時は来て、一般社会の門を潜る日が来るのも事実だ。
そうした中、一般社会に馴染めずかつてのヒーローが落ちぶれてしまった姿なんて見たくないし、それでは困るのである。〈②に続く〉