このブログを書いているのは(2016年7月9日)なわけだが、6月〜7月頃というのは様々なカテゴリーでのサッカーの試合があった。それを徒然(つれづれ)なるままに書き記していきたい。
そういう意味で最初に感じたのが6月にあったサッカーキリンカップの日本vsボスニア=ヘルツェゴビナ(以下BH)戦であったが、この時来日した選手は1.5軍クラスの代表編成であった。
もともとイビチャ・オシム監督や現代表監督のハリルホジッチの祖国でもあるBH。ロシアW杯最終予選最大のライバルへの分析のために仮想オーストラリアとしてJFAはBHを招聘した。
当たり前だが、ヨーロッパの中でも体格のいいBHには、DFラインにも前線にもハイタワーが乱立していた。
何よりこの日のBHで厄介だったのが、オーストラリアの場合、スピードとフィジカルを兼ね備えた身体能力が売りのサッカーに対し、BHにはそれプラス足下の技術も高く、日本のDF陣はBHの上(ハイボール)と下(グラウンダー)の両方をチェックしないといけない、高いレベルでのラインコントロールを要求された。
だがBHの1番の強みは戦術理解度の高さの様に見えた。日本の選手は1つのプレーが成功すると、そこで満足して次のプレーまですぐに意識が回らないが、BHのそれは次の選択肢を即座に考えている。この日の日本は1ー2で敗れたがスコア以上の差を感じた。日本がこうした列強に勝つにはサイズで劣る分、これまで以上の組織の連動性が求められる。
以前同じ旧ユーゴスラビアのミハイロ・ペトロヴィッチ監督(現浦和)が選手に「常に選択肢は3つ以上持てっ!」と選手に話すが、この日のBHの選手たちは1.5軍でもそれができていた。
代表に関してはこのくらいだが、②では他カテゴリーについても語っていきたい。