そうしてこうして都市対抗野球についても③で、試合内容についても見ていくことにするが、組み合わせは②でも言ったが日本通運(さいたま市)vs日立製作所(日立市)であった。
日通が先行でスタートしたが、このゲーム野球で試合を作らないといけない最も重要な選手である先発投手が、立ち上がりから不安定であった。一回裏の日立、日通の先発渡辺が簡単に2アウトを取ったあと、ヒットと四球でランナーを溜めてしまうと、5番中村(良)がタイムリーを放ち、簡単に先制に成功。
しかし先制点を取ってもらったあとの大事な次のイニングで、日立の先発猿川もピリッとしない。
二回表1死後、下位に入る打線なのに6番にツーベース、7番にヒットを許し、8番西銘に走者一掃のタイムリーツーベースを喰らい、アッサリと逆転を許してしまう。
しかし、その裏一回同様簡単に2アウトまでは取れたのに、四球と内野安打で塁に走者が埋まり、タイムリーヒットを喫してこれまた同点に戻る。
しかし、三回に日通も四球とツーベースで1死2、3塁としたところで6番藤嶋のタイムリーで再び突き放す。
ここまで人生初の都市対抗野球というのは筆者や野球を知らない応援に来たOLさんみたいな観戦ビギナーには楽しいかもしれないが、コアな野球ファンにしてはやや大味な試合展開のように見えた。
④では試合の後半戦にフォーカスしたい。
