今回のタイトルはシンプルかつ深いテーマである。
何もスポーツに限った話ではないが大事な本番に対して、人間はどうやって高いレベルでの最高のパフォーマンスを発揮することができるのか?
昨日(2016年5月29日執筆)ラジオを聞いていたらパラリンピック代表の女子陸上選手がこういっていた。
「緊張に対する対処は人それぞれだが、緊張し過ぎても何もできないし、緊張感がなくてヘラヘラしていても駄目。自分の場合は緊張すればするほど『それだけの舞台に立つことができた』と前向きに考えるようにしている」と考えるようにしている。
繰り返すが緊張に対する向き合い方に正解はない。ボクシング・ロンドン五輪ミドル級金メダリストの村田諒太は「自分はいつも試合前はネガティヴに考える。ポジティブになり過ぎない。ネガティヴに考えるということは危険に対する予防線を張っていることに繋がるから(R25・2014年9月7日号)」という対処法もあった。
スポーツの世界に限らず、本番で良い結果を出すためには万人に共通する正解というモノはなく、それぞれが失敗や挫折を繰り返しながら試行錯誤して模索するしかないのは共通している。
②でも緊張との向き合い方を掘り下げて見ていく。