冒頭のタイトルに対して「日本語が変だぞ!独眼鉄!」と思うかもしれないが、このタイトルには意味がある。それをこれから伝える。

昨日(2016年5月14日執筆)筆者は独立系プロバスケットリーグであるbjリーグを観戦しに有明コロシアムまで行った。

この週末の試合というのが、bjリーグのブースター(ファン)にとって、大切な2日間なのだ。

この週末の試合というのは、筆者が見た土曜日の試合が実質的な準決勝で、翌日曜日が決勝&3位決定戦である。

そんなbjリーグ王者を決める2日間の試合が、bjリーグファイナルズという試合で、2005年のリーグ発足から11年の間ずっと有明コロシアムで開催されていて、有明での試合というのがブースターにとって一種の聖地巡礼のようなイベントなのだ。

そんなbjリーグ。しかし今年でbjリーグは今まで日本バスケット界の主流だった実業団リーグのNBLとの統合が既に決まっていて、今年秋から統一プロバスケットリーグ「Bリーグ」がスタートし、bjリーグとしてのファイナルは今年が最後になる。だから「最後の」ファイナルズなのだ。

こうして24チームあるbjリーグの球団のうち、ファイナルズへの出場権の椅子はたった4つ。

こうした新リーグ発足に対して、どの球団も「bjリーグ王者」としての看板を引っさげて、新リーグに殴りこみを懸けたいのはどこも一緒。

そんな日本バスケット界を取り巻く複雑な社会背景のもと、選手やHC(ヘッドコーチ=監督)・ブースター達は自分達の純粋でアツい思いをぶつけるべく、有明コロシアムに出陣した。

②では実際の会場の雰囲気や試合内容について説明したい。