このブログを書いているのは2016年5月8日だが、このGW期間中にNHKで興味深い番組がやっていた。それが冒頭のタイトルの番組で、引退したJリーガーの再就職を紹介した番組だった。
この番組では首都圏のJ3のクラブを戦力外された選手に、Jリーグの施設の職員が再就職させるための模擬面接やカウンセリングなどを行い、現役時代に所属していたチームと引退後の一般企業へのスムーズな橋渡しをすることを目的として、実際にその元Jリーガーが再就職できたことを紹介した30分番組だった。
正直テレビを好んで見ない筆者でもこの30分番組のクオリティーは高く、この題材はNHKスペシャルのような長い番組枠でやってもらいたかった。それだけこの番組は興味深いテーマの作品だった。
そんなプロスポーツの世界。このブログがupされている頃にはリオ五輪も終わって、来年(2017年)には第3回のWBCもある。
筆者のようなブログを見てくれているような読者の方なら恐らく興味を持ってくれているだろうが、21世紀に入りスポーツがビジネスの一環として捉えられ、スポーツ選手のパフォーマンスが見世物ではないが利潤に繋がり、現金化される時代になった。
しかしその一方で以前筆者のブログでも紹介したが、野球でもサッカーでも将来を嘱望された選手が、思うように伸びずプロの壁にぶちあたり時間だけが過ぎ去って、いつしかシーズンオフに戦力外になるのは毎年秋の風物詩だ。
そうしたそれまで自分がやってきた競技しか知らないスポーツ選手という人材が、どうやってビジネスマナーや自分の業界の勉強をしながら、一般企業に溶け込んでいくのか?という側面も考えていくのもこれからのスポーツビジネスを捉えていく上で重要な問題である。
②では2つの漫画作品を例に出して、もう少し深く掘り下げていきたい。