3~4年前のことが筆者の地元でこんなことがあった。

筆者が1000円の床屋に行くと女性の理髪師が筆者の髪を切った。そうした中でその理髪師の日本語が明らかにノンネイティヴのそれで、筆者は中国語で話しかけた。

そうするとその理髪師は中国人のようで、筆者の拙い中国語にもいたく喜んで、その日の散髪は全部中国語でのやりとりになった。

話していくうち、その女性は内蒙古自治区の漢民族の女性で、日本の大学院に留学し学費&生活費を稼ぐためにこの店で理髪師をしている、ということだ。

そうして散髪が終わり、帰ろうとするとその中国人は日本語でこんなことを言った。

「中国人は怖いですか?」

どう答えるか迷ったが、筆者は正直な答えを言った。

「正直に言えば少し怖い。しかしあなた方東京在住の中国人はなくてはならない存在だ。もし日本の政治家が東京中の中国人を中国に追い返したら、東京のコンビニや牛丼屋のほとんどが経営が成り立たなくなる。東京のコンビニが経営出来なくなったら、東京の経済が破綻する。東京の経済が破綻したら、地方含めた日本の経済が破綻する。日本の経済が破綻したら、中国の経済にも深刻な大打撃を被る。だからあなた方、東京在住の中国人は重要な存在なんだ」と答えた。

そうするとその中国人理髪師は「正直に答えてくれてありがとう」といい、その日の散髪は終わった。

このやりとりのどこがスポーツの話題なんだ?と思うかもしれない。しかしこれが関係するのだ。

中国人留学生がアルバイトしないと東京の経済が回らないように、韓国人Jリーガーが日本のピッチでプレーしないと、日本のサッカー界は破綻するのだ。②でこのことについて詳しく述べる。