筆者もスポーツのブログを書くようになって紆余曲折の末、4年目に入った。昨年(2015年)の正月からスポーツ専門のブログにしてから今日まで(2016年5月1日執筆)約一年半の間、手探りで自分なりにスポーツのブログを書いてきたつもりだ。

そうした中で自分の内面に意識の変化が生まれ、自分の魂を託すに値するスポーツであるサッカー(ジェフ千葉)とボクシング以外の競技も見ようと思った。この2つのジャンルに限定したら、このブログがマンネリという名の大波に飲み込まれてしまうのが目に見えたからだ。

そうして実業団バスケやVリーグ・ハンドボールやアイスホッケーなど未開拓でニッチな市場を追い続けて、あることに気付いた。

「俺、(日本の国技である)プロ野球をほとんど知らない」ということに‥‥。

もちろんこれまでブログをやる前から野球の本はしこたま読んできた。特に野村克也監督の本はかなり読んだ。ただそれは別に求道者としてストイックな気持ちで読んでいたのではなく、単純に「楽しかった」からに過ぎない。

しかしここ数年、ネットや活字媒体などで「160kmの豪速球で‥‥」や「左(投手)は体感5km増し(のスピード)」といった野球界の常識を「知識」としては知っていたが、実際に一昨年までほとんど球場に行ってないから、実際にプロの迫力を「体感」はしていなかったことに気付いたのだ。

百聞は一見にしかずではないが、昨年あたりから興味が出だしたプロ野球。どういう世界なのか自分で再認識するためにGWの神宮球場にその野村監督が名を挙げたヤクルトスワローズ(vs巨人)の試合に向かった。〈②に続く〉