筆者のブログには基本的に性的な単語は極力使わないことにしているが、今回は書いておきたいテーマであるので使わせてもらうことにする。
さてさてそんな今回のブログテーマであるが、どちらも男にとっては憧れの立場という意味では共通する。
しかしそんな一方で、これらの仕事にも弱点がある。それは「一生の仕事ではない」ということだ。
最近は筆者も雑誌は買わなくなったが、基本的に男性情報誌でも漫画雑誌でもついてくる若い女の子の水着を着たグラビア。こうした写真の被写体の仕事がいわゆる「グラドル(グラビアアイドル)」である。
若くてスタイルのいい女の子が国内外のビーチに行って、水着や少し過激なコスプレをして、購買対象の若い男性に自らの身体を武器に金を稼ぐ。
そこで必要なのは移動とコスチュームへの着替え、それと笑顔とポージングぐらいだ。ある意味美味しい仕事だ。
もちろんアイドルという仕事はサッカー選手ではないが、体重罰金など厳しい基準もあるのは知っている。
ただそこで言いたいのは、グラドルが自分の身体を被写体にして稼げるのは若いうちで、年をとったら誰も見向きもしなくなるということだ。
最初のうちはみんなちやほやするが、スタイルの良い美人というのはこの世界では多い。あとからどんどん若い人材は出てくる。その上20代で「若さ」という価値はあっという間に消費されてしまう。そのため美人なだけでは淘汰されていつの間にかいなくなる。
そうした中で(グラドルではないが)片瀬那奈のように、芸能界で「ガンダム・家電・サッカー」と言った自分独自の立ち位置を作らないと小向美奈子みたくなってしまう。
そうした芸能界の厳しさは「スポーツビジネスとは何の関係もないやん!」と思われるかもしれないが、これが大有りである。
事務所イチオシのグラドルが芸能界の中でワンチャンスを逃してあっという間にいなくなるのと同様に、スポーツビジネスにとってクラブ(球団)に期待された背番号を託された大型ルーキーが、怪我や監督の方針で出場機会を失い、背番号もいつの間にか大きな数字になって、あっという間に崖っぷちになるという姿と見事なまでにシンクロする。
②ではこうした流れをもう少し詳しく見ていきたい。